現代アート拠点ファブリカザリャーでは2017年4月17日から9月17日迄5ヶ月間ソビエトデザイン展が行われています。
1950年代~80年代のデザインですが、社会主義的な雰囲気とソ連黄金期のエネルギーが合わさった面白い雰囲気です。
ソ連は社会主義でビジネスが発展しなかったので、工業製品、商品を格好良くみせたり、ブランドイメージを高めるよ
うな工業デザイン(インダストリアルデザイン)の概念がなかったのですが、それでもソ連時代の国営企業が生産した
製品の中には、ソ連特殊の可愛いデザイン、社会主義的デザインというものが見え隠れします。(人気チョコレートの
アリョンカ包み紙など生活に密着したものも見れますよ~)
展示に際しては、主にモスクワ、サンクトペテルブルグの美術館、学芸員が総力し、展示方法もとても洗練されたもの
になっています。力の入れようが他の展示会とは違うので、開催期間も5ヶ月間と長期になっています。
アートというと分かる人には分かるみたいな風潮がありますが、この展示会は万人に開かれた理解しやすい楽しい展示
会になっています。入場は太っ腹で無料ですので、ぜひウラジオストクに来られた際はお立ち寄りくださ~い。
現代アート拠点ファブリカザリャーの紹介:http://urajio.com/item/0552