韓国ソウル コロナ禍でも営業のチムジルバン!!

コロナとウクライナ紛争下での、ウラジオから日本への帰国の有力ルートの1つとしてDBSフェリーで韓国にわたり、ソウルから飛行機で日本へ行くというのがあります。
 

 
 
ソウルでは最低1泊は過ごすので、サウナ好きの身としては韓国式スーパー銭湯のチムジルバンに行きたくなりましたが、コロナで、24時間営業の有力チムジルバンが閉店に追い込まれ、探すのにちょっと苦労しました。ウラジオ延長線上のネタとして、ソウルで今も営業する男女利用可能な24時間チムジルバンについて紹介したいと思います。
 

 
 
「ソウル、チムジルバン」「ソウル、サウナ」などと検索すると、ソウル駅そばのシロアムサウナ、龍山駅のドラゴンヒルスパ等の記事が出てくるのですが、コロナの影響で閉店したことがわかりました。また営業しているところもありましたが、いわゆる美容スパで、女性専用且つ非24時間営業でした。そこで以下Sauna-ikitai.comで記事を見つけると、江南駅徒歩圏に現在も営業するチムジルバン「カンナム パラダイス」があることがわかりました。
 
https://sauna-ikitai.com/saunas/52685
 
 
江南といえば、BILLBORDを2016年の賑わした「カンナムスタイル」の発祥の地で、サムソンを始めとした高層ビルと、無印良品、PORTERなど日本ブランド店もならぶ、ちょっとハイソなエリア。
 

 
 
こんなところの駅そばにチムジルバンなんてあるのかと、若干疑いつつお店を探すことに。Maps.meのオフライン地図でお店住所を入力すると、大体のお店位置はわかったのですが、江南駅には出口が12個あって、なかなかわかりにくい。サムソンビルがある方向らしいとわかり、8番出口を出てみます。そして1つ目の通りを左へ入っていきます。
 

 

 
 
飲食店、スターバックス、モスバーガーも見えてきました。ちょっと不安になり、その場にいた警備員さんに地図を見せると、直進とのこと。モスバーガーから更に3分ほど直進すると右手に24時間サウナ(24시 사우나)の表示発見。
 

 
 
地下2階だと聞いていたので、ビルに入り、エレベーターで地下2階へ行くと、いかにもそれらしい下駄箱が目の前に広がり、無事到着。下駄箱に靴を入れ、靴箱の鍵をもってカウンターへ向かいます。
 

 

 
 
カウンターはおじさんがいますが、だいぶ親切に迎えてくれます。おじさんは、有料の歯ブラシを、サービスと言って、韓国スマイルでくれました。本当はサービスでもなんでもないのかもしれませんが、なんか嬉しいです。料金は10時~20時までの入店で1万ウォン(約1000円)、20時~10時までは1万5千ウォン(約1500円)となり、12時間過ごすことができます。稀に12時間以上滞在する人がいるようですが、1時間追加2000ウォンで延長できます。スーツケースも預かってくれますし、タオルと館内着もついてくるので、旅行者でもとても利用しやすいです。
 

 
 
入り口は男女が分かれています。男性が若干多い感じですが、20代の女性も個人やグループで結構訪れているのに驚きです。コロナで閉店の続くチムジルバンの中でソウル中心部にある貴重なオアシスとして、韓国人に利用されている感じです。
 
 
中は、脱衣所、風呂&サウナゾーン、釜に入って寢ころぶタイプの汗蒸幕(ハンジュンマク)ゾーン、仮眠室に分かれています。サウナに入る人はあまりいないので、ほぼ貸し切りのような感じで、サウナ好きには嬉しいかもしれません。ここには、大きな水風呂もあり、サウナ後に入ったのですが、日本の水風呂よりだいぶ冷たいです、体感で13度というところか。お風呂は通常の45度ほどの暖かさの湯船と、日本ではありえない、30度前後のぬるま湯となっています。
 
 

 
 
汗蒸幕ゾーンには60度と20度の2種類のチムジルバンがあり、寒い冬のソウルではこの60度のチムジルバンは心地よく、身体がよく温まります。木の枕がおかれ、60度の高温にもかかわらず、爆睡している人も少なくありません。
 

 

 
 
仮眠室は30人分あり、男女共用なのですが、女性専用ゾーンもあり安全に配慮されているのがうかがわれます。
 
 
館内には、マッサージルーム、床屋の他、食堂もあるので、日本のスーパー銭湯のように過ごすことができます。日本の一般的なスーパー銭湯より、このチムジルバンはやや老朽化してるとはいえ、コロナ禍でも大都会ソウルの中心でリーズナブルな価格で営業してくれるので、満足な水準かとおもいました。というか、だいぶありがたい存在です。
 
 
コロナとウクライナ紛争が落ち着いて、以前のようにウラジオ渡航が自由になると、韓国を経由とする旅行も増えてくると思いますので、そんな時は訪れるてもいいかもしれません。サウナも入れ、仮眠もとれ、カウンターのおじさんといい、韓国という感じが味わえます。

PS:以下は韓国語ブログですが、館内の雰囲気がよりわかります。
https://m.blog.naver.com/lovelyeng111/221249599747

 

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