ウラジオ発:初上陸セルビア料理店の統括リーダー スィミイイ・ゴランさん

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ウラジオストク初のセルビア料理レストラン「ムシェノ メスタ(Мшено место)」。同店を総合的に管理するのが、セルビア人のスィミイイ・ゴランさん(Симии Горан)。日本でもウラジオストクでも馴染みの薄いセルビア料理とセルビアについてお話を伺いました。
 
 

 
 
–ゴランさんの出身地についてお聞かせいただけますか?
私はバルカン半島のセルビア首都ベオグラードで生まれました。セルビアはドナウ川とサヴァ川に囲まれた場所で、人口は200万人位です。EUの中で注目される国で、近年発展しています。観光、レストラン業は高いレベルにあります。まだ給与水準はEUの中でも低く700ドル程度なので海外で仕事する人も多くなっています。
 
 
                                バルカン半島の中心に位置するセルビア
 
 
                           セルビア首都ベオグラードは観光都市としても人気がある
 
 
–ユーゴスラビア紛争のイメージで戦闘的な感じがしますが、いかがでしょうか?
1991年から10年続いたユーゴスラビア解体紛争で、そのようなイメージがあるかもしれませんが、今も歴史的にも平和的で温かい民族だと思います。隣国のクロアチアやコソボ自治州などと宗教が違うというのはありますが、それは決して問題ではありません。歴史的にも私達は宗教や民族の違いに触れることなく、うまくやってきています。
 
 
–セルビア人を一言で言いますとどんな感じでしょうか?
おもてなし精神にあふれる,家庭的な民族だとおもいます。
 
 
–ロシア人とセルビア人に共通点はありますか?
性格は基本的には近いと思いますし、歴史的にもお互いが友好国ですしね。ただ酒量や羽目を外す割合はロシア人に軍配があがるかもしれません。
 
 
–ゴランさんはロシアにいつ来られたのですか?
2011年の末にロシアのチェラビンスクという都市に仕事に来ました。
 
 
–2011年までのセルビアでの生活について教えて頂けますか?
学生時代は観光・サービス学科で勉強し、その後飲食店などでボーイなどの経験を積みました。2005年頃からは自分のお店を経営していました。始めはファーストフード店を営み、その後お客さんからの要望もあってセルビア料理店を開きました。2010年頃、ヨーロッパ全体での経済危機が深刻となり、私のお店も閉店に追い込まれました。それで自分のお店を閉じてすぐに、ロシア人オーナーからお声がかかり、バルカン半島の料理を提供するバルカン料理店で働くようになったのです。私の仕事はお店全体の管理とサービスの向上です。
 
 
                          
 
 
–ロシアで働く不安みたいのはなかったですか?
セルビア人は結構海外にいって働くのが多くて、特に何も感じませんでした。私の兄弟2人もドイツの飲食店とモンテネグロのホテル支配人をしていたりします。
 
 
–ゴランさんのご兄弟も飲食サービス業でほぼ同じ仕事ですね?
うちの家系は皆、飲食業か貿易業をセルビアで営んでいて、そういう分野で働く気質があるようです。そういう遺伝子なんでしょうね。
 
 
–1店舗目に勤務されたバルカン料理店はいかがでしたか?
このお店は大変成功しました。1年経つと全ロシアの上位50に入る民族料理店として評価されるようになりました。そのお店で私は5年ほど勤務しました。
 
 
–成功したバルカン料理店の次はどこに行かれたのですか?
2019年11月までエカテリンブルグのグルジア料理店でお店全体を見る統括人として勤務しました。従業員全体の教育、サービス向上から厨房料理の管理まで行います。グルジア料理もだいぶ詳しいですよ。
 
 
–ウラジオストクに来られるきっかけを教えていただけますか?
ウラジオストクで初となるセルビア料理店を開きたいというロシア人オーナーと知り合い、それがきっかけで2020年3月にウラジオストクに来てOPENさせることになりました。
 
 
                      ウラジオ初のセルビア料理店となる「ムシェノ メスタ(Мшено место)」
 
 
–ロシア全土でセルビア料理店は多いのですか?
モスクワでは30店舗、サンクトペテルブルグでは10店舗ほどのセルビア料理店があります。どこも大盛況です。
 
 
–なぜそんなにロシアで人気があるのでしょうか?
ボリュームの多さがロシア人に受けるのと、一番はセルビアの美味しい肉料理かと思います。
 
 
–セルビア料理の特徴とおススメメニューを教えていただけますか?
ソーセージ、ハムなどの燻製されたお肉が特筆です。スパイスも適度に効いたお肉料理全般は美味しく、どなたの口にも合います。またセルビア原産ワイン、2週間かけて作る自家製果実酒も魅了します。おススメの1つ目は仔牛肉をたたいて伸ばし、中にチーズやハム等を入れて揚げたカラジョルジェバ シュニッツェラ(Karadjordje’s schnitzel)。2つ目は大きなセルビア風ハンバーグであるプレスカーヴィッツァ(Pljeskavica)。3つ目は豚肉とトマト、そしてちょっと香辛料を利かしたシチュー、ムスカーリッツア(Mućkalica)です。初めての方はまずこの3つは試して頂きたいと思います。
 
 
                        舌を噛みそうな名前のカラジョルジェバ シュニッツェラ(Karadjordje’s schnitzel)
 
 
                          モスクワでも人気を博したプレスカーヴィッツァ(Pljeskavica)
 
 
                            ちょっとスパイシーなムスカーリッツア(Mućkalica)
 
 
–ウラジオ初セルビア料理店はどんな感じになりそうでしょうか?
セルビア人のコックが2名常駐します。1名は数々の賞を取ってきたエリートコックのマルコ(Маrко)です。厨房は味はもちろんのこと、その提供スピードも卓越しています。そしてサービス部門は私を入れて4名のセルビア人が常駐します。サービスは私が今までの店舗で成功させてきたとおり、ヨーロッパ基準の高いサービスを展開します。適切な距離をお客さんと保ちつつ、それでいて常に適切な言葉をかけ、注意を払います。接客サービスはお店にとって非常に重要な部分です。価格は誰でも利用しやすいように1500ルーブル(3000円程度)で楽しめるようにします。
 
 
                             数々の賞をとってきた主任シェフ マルコ氏(Marko)
 
 
                             4人のセルビア人がホールにも常駐する
 
 
–ウラジオストクには色々な競合レストランがありますが行かれましたか?
ウラジオストクのレストランレベルは高いようで、特にグルジア料理レストラン「スプラ」、フュージョンレストラン「ズマ」には行ってみたいと思います。ご存じのようにコロナウイルスで彼らも営業できていないので、まだ試してはいません。
 
 
–ウラジオストクには慣れましたか?
ロシアには通算9年住んでいます。ウラジオストクにも慣れました。いい街だと思います。ただ渋滞にはちょっびっくりで、この渋滞だけは慣れてません。

自分の仕事に誇りと愛をもち、数々のレストラン運営を担ってきたゴランさん。セルビア人コック、店員皆から1目置かれる存在で、円滑な店舗運営と上質なサービスを志す。ハイレベルなレストランがひしめくウラジオストクではありますが、ゴランさんとセルビア人が一丸となって人気店を築いていってくれるにちがいありません。

お店の紹介:http://urajio.com/item/0397 



初上陸セルビア料理店の統括リーダー スィミイイ・ゴランさん

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