ウラジオ発:ブリヤート料理店オーナー マルダリフ・エルデム・ブロロトヴィチさん

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世界一深い海バイカル湖、その東側に位置するロシア連邦を構成する「ブリヤート共和国」があります。そのブリヤート料理が食べれる店としてウラジオストクで支持されるのが「ベーラヤ ユルータ」。5年前からじわじわと人気が広がり、昨年には2店舗目もOPEN。今回は同店を運営するオーナーでブリヤート人のマルダリフ・エルデム・ブロロトヴィチさん(Майдарив Эрдем Блолотович)にお店設立の経緯やブリヤート料理について伺ってみました。
 
 

 
 
–いつブリヤートからウラジオストクに来られたのですか?
6-7年前に仕事の視察などを兼ねてウラジオストクを訪れました。その時に市内をいろいろ回りましたが、ブリヤート料理店がなかったので、ここでやっていけるのではないかと思い、5年前に妻、子供を引き連れウラジオストクに移住してきました。
 
 
                  ブリヤート共和国はウラジオストクからシベリア鉄道で3日間、3000キロのところにある
 
 
–ブリヤート人は国から出ていく人が多いのですか?
ブリヤートでは若い間はブリヤート以外の場所に移り住み生活をすることが多いです。私のようにロシア国内で移住するものもいれば、海外に出ていくものもいます。1920年頃まで、ブリヤート人は遊牧生活をしていたので、移住するのはそれほど特別な感覚がありません。そして60歳頃を迎えるとまたブリヤートに戻って晩年を送るわけです。ウラジオストクとブリヤートは3000kmくらいしか離れていないので全然余裕です。
 
 
                              店内の壁には遊牧民生活の風景が描かれる
 
 
–お店が5年でだいぶ繁盛しているようですがどんな理由があるのでしょうか?
どこのブリヤート料理店もそうかと思いますが、ブリヤート料理に使うお肉はブリヤートから直送しています。豚肉は肥料と飼育環境が大体同じなので、どこで食べようがほとんど味に違いはありませんが、羊と牛は放牧される草の種類によって味が大きく変わってきます。ブリヤートの地には多種多様な草が生えており、これが肉質、脂のぐらいに大きく貢献します。ブリヤート料理は完全に肉中心なので、この美味しい羊、牛肉が支持される要因だとおもいます。
 
 
–お客さんは地元のロシア人でしょうか?それともブリヤート人ですか?
85%は地元の普通のロシア人です。15%くらいがウラジオストクに来ているブリヤート人のような気がします。
 
 
–常連さんが多いのでしょうか?
ほとんどが常連客で、周辺のオフィスワーカーなどもよく来てくれます。コロナウイルスで食べれないのがさみしいとおっしゃってくれますよ。
 
 
–皆さんどんなものを注文されるのですか?
圧倒的No1はブリヤート風肉まんじゅうである「ブーズィ」です。うちでは4種類ほどのブーズィを提供していますが、どれも大変人気があります。
 
 

 
 
                               自慢のブーズィと定番塩入ミルクティー
 
 
–ブリヤート共和国とモンゴルはすぐ隣ですが料理に違いはありますか?
基本的な部分は大体同じですが、あえていえばモンゴル料理の方が少し脂が多いと感じます。ブリヤート料理の方がすこしあっさりでしょうか。
 
 
–ブリヤート人とモンゴル人はよく交流するのですか?
往来はよくしますよ。ブリヤート語とモンゴル語もとても近いので、共通言語を使わずにお互いの言葉を話すだけで大概の意思疎通はできます。
 
 
–他にブリヤート料理の特徴があれば教えてください。
ブリヤートではお茶は、1年中ホットの塩入ミルクティーです。ブリヤートでは更にそこに脂やバターなどを少々いれます。茶葉は100年ほど前からは紅茶をしようしており、その前は緑茶です。モンゴルでは今でも緑茶を使用して、同様の飲み方をします。うちでは、紅茶を使ったブリヤート風と緑茶を使ったモンゴル風の両方を提供しています。
 
 

 
 –1年中ホットでミルクに塩というと夏なんか暑くないですか?
いえいえ、逆に夏の暑さにとても効果的です。暑い時に普通の冷たい飲み物を飲むと逆に汗が出て止まらなくなります。ブリヤートの飲み方ですと、どんなに汗をかいていてもちょっと飲むだけで汗が止まり涼しくなります。そして冬は冬で身体を温めてくれるので、とても身体にいいのです。ブリヤートは冬マイナス40度になることもあるので冬の生活を助けてくれます。
 
 

 
 
–最後にお店のレジ横に置かれている戦士のことについて教えてください
これはバブジャ・バラス・バトル(Бабжа-Барас-батор)です。17世紀にブリヤートの8民族を統一し、満州国によるブリヤート侵略を防いだ英雄です。ブリヤートでは大変有名な人物です。
 
 

 
 
ロシア国内の旧遊牧民であるブリヤート人。その料理や生活を丁寧に説明してくれるエルデムさん。ウラジオストクでは数少ないブリーヤート料理伝道店として今後も発展していってほしいです。店員さんはエルデムさんや奥さんをはじめ全てブリヤート人で、ブリヤート一色な世界観がまた嬉しいです。

お店の紹介:http://urajio.com/item/0306



ブリヤート料理店オーナー マルダリフ・エルデム・ブロロトヴィチさん

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