ロシア民族衣装を着てロシア的なお迎え、歌、ダンスなどを演じて旅行者をいつも楽しませてくれるのがラリッサ・イヴァヴナさん(Лариса Ивановна)。その陽気で外交的な性格と、その振る舞いでいつのまに旅行者を自分のペースに巻き込んでしまう彼女は、旅行者の増える春夏は特にひっぱりだこである。そのラリッサさんに
お仕事についてお伺いしてみました。
–ラリッサさんはウラジオストクのご出身ですか?
はい。1958年にウラジオストクで生まれ、ずっとウラジオストクで生活している生粋のウラジオ人です。1958年生まれなので、来年で60歳になります。
–民族衣装を着て旅行者を迎えるような御仕事はいつからされているのですか?
まだ4-5年のことですよ。大学を卒業してそれからはずっと国営の暖房器具を作る企業にいました。そこで会計係を長年していました。ロシアは女性55歳、男性60歳から年金が始まるため、55歳で職場を離れそれからは今の仕事をしています。まぁ仕事というよりは好きな趣味をしているような感じですけどね。
–ダンスや歌はどこかで教育うけたのですか?
学生の頃、若い頃はバレエを習っていました。昔のロシア人女性は多くがバレエを習っており、私もその1人です。歌も習ったりしていました。若い頃から、踊ったり歌ったり、人を楽しませるのが好きだったんです。
–55歳から、なぜ今のお仕事を始められたのですか?
55歳からでも、オフィスで電話を受けたり、コンピュータを触ったりという仕事はできたのですが、私にはそのような仕事が向いていませんでした。私の心が、今やっているような民族衣装を着て、歌ったり踊ったりして
旅行者を楽しませたいと思ったのです。歌ったり踊ったりといっても、私の場合は、私一人がというよりも、みんなで一緒になってという感じにです。こういうことを心が欲したのです。
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–衣装は自前ですか、それとも借り物ですか?
もちろん、この衣装は自前です。決して安いものではないのですが、55歳のときにすべて買い揃えました。頭にかぶるカコーシニックもプロによる手作りです。ルバーハというシャツもそうです。スラブ民族(ロシア民族)伝統のこの白と赤の衣装を私は気に入ってますし、旅行者も気にってくれています。
–ラリッサさんと一緒に写真を撮るのは有料ですか?
いいえいいえ(笑)私を見つけたらいつでも声かけてください。記念に一緒に写真撮りましょう。
–この夏は特に旅行者も多くて忙しいと思いますが、大変でないですか?
夕方、夜にレストランに呼ばれたり、クルーズ船のお迎えに呼ばれたりとスケジュールはいっぱいですが、心から私のやりたいことなので、全然大丈夫です。ロシアの民族衣装を見て喜んでもらって、一緒に踊ったりして楽しんでもらうと、大変やりがいがあるし、疲れもふっとんでしまいます。どんどん呼んでくださいね。
民族衣装を着て踊ってくれるような人もウラジオストクでは少ないが、しかもいつも陽気に且つ責任感をもってやってくれる人は極めて稀です。ロシアの伝統文化を外国人につたえ、かつロシア人の陽気なおもてなしを体験させてくれるラリッサさんはウラジオストクの貴重な演芸人です。
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