1998年創業の道路標識を専門につくる会社プリムズナック(Примзнак)の代表であるマリナ・トゥヴァレヴァさん(Марина Губареба)。単に道路標識を作るということに留まらず、道路標識にかかわるデザイナー、芸術家への支援も行っている。ストリートアートの第一人者パベルさんの道路標識に関する活動は全面的に同社が支援している。マリナ・グバレヴァさんには病気の子供に資金を作るためのオークション会場で知り合い、その場でいろんなお話を伺いました。
—-今日のオークションの売上のほとんどは病気の子供のためなのですが、会社として参加されたのですか?
はい、会社としてでもあり、個人としてでもあります。弊社は標識作りで得る利益の一部をを芸術家支援に回していくという方針をもっています。
—-芸術家を支援するというのはマリナさんが代表になってから始めたのですか?
もともとそういう風土はありましたが、私が代表になってからより芸術家支援の色合いが強くなったと思いますね。
—-なぜ芸術家支援をされようと思ったのですか?
私の心がそういう活動を求めていたんですね。特別な理由はありませんよ。芸術家を支援し、発展させたいとなぜか思ったんです。
—-ウラジオストクの住所標識をデザインしたパベルさんとはどういう関係ですか?
4年ほど前に、ウラジオストクの道路標識を新たに作るという市政府の事業があって、それを弊社が受注することになりました。その際にどのようなデザインにするか、コンクールを行いました。そこには何名かが応募してくれたのですが、その中の1人がパベルさんです。パベルさんのデザインは「日の出の太陽とウラジオストクの海」というもので、ウラジオストクらしい意味が込められ、かつシンプルかつキレイなデザインだったので採用しました。その後、芸術家としてのパベルさんの理念と活動に共鳴し、彼の活動を会社として支援していくことになりました。
—-パベルさんの芸術活動を全面的に支援しているのですか?
いいえ、全面的ではありません。基本的には道路標識にかかわる領域についてのみです。
—-マリナさん御自身も何か芸術に携われているのですか?
私自身は趣味で絵を描いたりする程度です。大学も中国語と経済学が専門で、全く芸術分野とは関係がないんですよ。
—-道路標識の業界も何社か競争があるのでしょうか?
もちろん何社か競合する企業がありますが、弊社は業界のリーディングカンパニーです。道路標識を作るだけでなく、街の芸術的発展にも貢献していくのがリーディングカンパニーの役目だとも思っています。
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