ウラジオ発:画家&芸術アカデミー絵画学部長 ナタリヤ・アナトリエブナさん

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ウラジオストクを代表する芸術家育成機関「極東芸術アカデミー」の絵画部の学部長で、プロの画家としても
活動するナタリヤ・アナトリエブナさんに絵画や芸術についてお話を伺いました。いつも穏やかなナタリヤさんで学生にも慕われる先生でもあるのですが、芸術を取り巻く話題となりスイッチが入りました。「あくまで個人的な意見」という前提ですが、芸術家をめざす人にもためになるお話かと思いました。
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—-いつから画家を目指されたのですか?きっかけは何ですか?
私は1975年にウラジオストクで生まれました。両親はソビエト時代の科学者です。特に両親の影響はないと
思いますが、気がついた頃には絵を描くのが好きになっていました。16歳で絵画学校に入学し4年間、その後極東芸術アカデミーで6年間勉強し、自然とプロの道へ入っていきました。

—-プロの画家になるには何が必要でしょうか?
1つ目は、知識、教育です。どんなに天賦の才能があっても、知識がないと画家としてはやっていけません。
私のいう知識というのは、①材料、具材、技法②絵画の歴史のことです。絵の具の効果、色彩の法則などを
知ることで、最も効果的に表現できます。絶対にこれらの知識はプロ画家として必要です。2つ目は経験を積むということです。自分で描いて自分で見ているだけでは趣味の域を出ません。プロになるには、展示会を何度も開き、観衆に見てもらう必要があります。そういう展示会向けに活動する、そして評価をもらうというのを続けることがプロの画家に必要です。そしてそこに3つ目である、願望(エネルギー)を加えていきます。願望=エネルギーであるのですが、それは生活、人生の中から生まれてきます。生活、人生がとても重要です。

人生、生活から描きたいもの、願望が生まれ、それを上手く表現するために「知識」「経験」を使うわけです。
これら全てがプロ画家には求められますね。
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—-芸術家を育成する先生という立場と、芸術家という立場は両立するものですか?
私は先生という立場と芸術家という立場は使い分けています。先生に求められるのは学生や子供たちへの
配慮、気遣い、励まし等です。これらの資質は芸術家に求められるものとは異なりますね。どちらが良いということではありません。

—-プロの画家とアマチュアの違いはなんでしょうか?
プロの画家は先に述べたように、知識と経験そして描きたいもの(願望、エネルギー)が備わっています。
これら一個が描けてもプロの画家とはいえないと思います。そして敢えて付け足せば、オリジナリティーでしょうか。いくら腕のよい画家でもコピーをしているのはプロ画家とは言えません。

—-子供の絵が評価されることがありますが、子供の絵も芸術なのでしょうか?
結論からいえば、子供の絵は芸術ではありません。確かに、子供の絵には素晴らしいものが沢山あります。大人にない純粋な心で、「描きたい」という内なる欲求をダイレクトに表現していて、それがすばらしい絵になったりします。私も子供の絵を見たり、飾るのが大好きです。しかしそれは芸術ではありません。芸術は「経験」が反映されていなければいけなく、また意図的でなければいけないからです。ただ欲求のままに描くのではなく、
何かそこに自分なりの意図を加える必要があります。
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—-ナタリヤさんの作品には共通したテーマがあるのでしょうか?何を表現したいのでしょうか?
色の効果、質感などを通して、「自分の感じるもの」「美」を表現するということでしょうか。「自分で感じるもの」の中には、かならずしも美や善ではありませんが、傾向としては美を表現していると思います。色の効果というのをもう少し具体的に言うと、コントラストや色彩ルールです。質感というのは、紙、キャンバスの質感、絵の具の塗り方、盛り方ですね。展示会で生で見てもらうとよく感じてもらえると思います。

—-ナタリヤさんにインスピレーションのようなものはあるのでしょうか?
生活、自分を取り巻く環境は常に変化しています。それを常に新しい目で見ます。するとその中から描きたいものが出てくるのです。生活、環境そのものがインスピレーションの源泉です。
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プロの画家としてもアジア、ヨーロッパで評価され、絵画部でも芸術家をプロとして育成することに力を注ぐ、
大きなエネルギーに触れました。夫で画家のイゴーリさんと共にウラジオの絵画界を盛り上げる女性でした。



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