88年目を迎えるウラジオ市民に愛される伝統的コンサートホール、フィラルモニア。近年は国際JAZZフェスタ等、世界中からアーチストを呼んだ公演で人気を博している。この伝統と現代音楽が交わるコンサートホールを陰でささえるマルガリータ・シュミリーナ(Маргарита Шумилина)さんにお話を聞いてみました。
—-お生まれはウラジオストクですか?
いいえ、生まれはナホトカで建築デザインの学校に入学する際にウラジオストクに来ました。それ以来、ずっとウラジオストクです。
—-マルガリータさんはどんな形で業務に携わっていらっしゃいますか?
私の専門はデザインと芸術です。コンサートは音楽だけでなく、それを彩るステージやホールのデザイン、
色彩なども考える必要があります。そこを考えるのが主な私の仕事です。音楽に色彩、デザインが融合した時、
さらに素晴らしい演奏になるのですよ。
—-コンサートは土日が多くて、なかなか休みが取れなさそうで大変ですね?
そうですね。休みは平日が多いです。でも私はこの仕事が好きなのでなんてこないですよ。
ここで働いて約7年になりますが、ずっとこんな感じです。
—-7年の間、辞めたり他の仕事をしたいなぁと思ったことはないですか?
実は1度だけあります。色々あって3ヶ月だけお休みをいただきました。でも私の居場所はやはりこのフィラルモニアコンサートホールだと再認識して戻ってきました。やはり私はここがあっています。
—-マルガリータさんの御仕事の魅力はなんですか?
もちろんデザインが出来るというのも喜びですが、それより何より多くの人にお会い出来るのが喜びです。
世界中から色んな演奏家が来られていろいろお話聞けるのはいいですね。それと聴衆のウラジオストク市民も
素敵な人が沢山いらっしゃいます。そんな聴衆とお話を交わすのも喜びです。
—-マルガリータさんご本人は音楽されますか?好きなジャンルは何ですか?
私自身は歌ったり、ダンスをする程度で楽器はできないんですよ。好きなジャンルはクラシックとJAZZです。
いつも笑顔で演奏者や聴衆を迎えてくれるマルガリータさん。空港まで演奏家を迎えにいったり、演者のために
ホテルを手配したりという裏方でも活躍。88年続き更に発展し続けるコンサートホールを今日も他の職員達と一緒に支えるマルガリータさんでした。
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